FAQ

よくある質問

住宅購入・住宅ローンに関するよくある疑問をカテゴリ別にまとめました。

住宅ローン・借入について

借入可能額は主に「返済負担率(年収に占める年間返済額の割合)」によって決まります。多くの金融機関では返済負担率25〜35%以内を審査基準としており、年収の5〜7倍程度が目安です。

例として、年収400万円なら2,000万〜2,800万円、年収600万円なら3,000万〜4,200万円が借入可能額の目安となります。ただし、他のローン残債がある場合はその分を差し引いて計算されます。借入可能額いっぱいまで借りることは返済リスクが高いため、年収の5〜6倍以内を目安にすることをおすすめします。

どちらが有利かは将来の金利動向によって変わるため、一概には言えません。それぞれの特徴を理解した上で、自分のリスク許容度に合わせて選ぶことが大切です。

変動金利は現時点での金利水準が低く、金利が上がらなければ総返済額を抑えられます。ただし将来の金利上昇により返済額が増えるリスクがあります。固定金利は返済額が変わらないため家計管理がしやすく、金利上昇リスクを回避できます。一方、変動より当初の金利水準が高い傾向があります。収入が安定していて繰り上げ返済を積極的に行う方は変動金利、収入変動が大きい方や長期で安心を重視する方は固定金利を検討するとよいでしょう。

事前審査(仮審査)は、物件購入の申し込み前に「おおよそ借りられるかどうか」を確認するための簡易審査です。通常1〜3営業日程度で結果が出ます。提出書類は少なく、信用情報や収入の大まかな確認が行われます。

本審査は、物件が決まった後に行う正式な審査で、物件の担保評価も含めた詳細な審査が行われます。通常1〜2週間かかります。事前審査に通っても、本審査で否決されるケースもあるため注意が必要です。事前審査は複数の金融機関に申し込んでも信用情報への影響は軽微ですが、本審査は申し込んだ記録が残るため、絞り込んでから申し込むことをおすすめします。

フラット35は、住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して提供する全期間固定金利の住宅ローンです。最大35年間、借入時の金利が変わらないため返済計画が立てやすいのが特徴です。

民間銀行のローンと比べて審査基準が比較的柔軟で、自営業者・フリーランス・派遣社員なども利用しやすいローンです。ただし、物件が一定の技術基準を満たしている必要があります。返済負担率の基準は年収400万円未満の方は30%以内、400万円以上の方は35%以内です。

かつては「物件価格の2割」が頭金の目安とされていましたが、現在はフルローン(頭金0円)で購入するケースも珍しくありません。頭金を多く入れるほど借入額が減り、総返済額も少なくなるメリットがあります。

ただし、頭金を入れすぎて手元資金が枯渇してしまうのは危険です。住宅購入には物件価格の3〜8%程度の諸費用(登記費用・仲介手数料・火災保険など)が別途かかるほか、入居後の修繕費や生活費の余裕も必要です。一般的には諸費用+生活費3〜6ヶ月分を手元に残した上で、余剰資金を頭金にあてる考え方が安全です。

住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)は、住宅ローンを組んでマイホームを取得・増改築した場合に、毎年の所得税・住民税から一定額が差し引かれる制度です。

控除期間は原則13年間(新築の場合)で、年末のローン残高の0.7%が所得税から控除されます。所得税で控除しきれない分は翌年の住民税からも一部控除されます。適用を受けるには確定申告(初年度のみ)が必要で、2年目以降は勤務先の年末調整で対応できます。所得要件(合計所得金額2,000万円以下)や床面積要件(50㎡以上)なども定められていますので、詳細は国税庁のウェブサイトや税務署でご確認ください。

審査・属性について

派遣社員・契約社員は「雇用が不安定」とみなされるため、正社員と比べると審査が厳しくなる傾向がありますが、条件次第で住宅ローンを組むことは可能です。

重視されるポイントは、同じ職種・業種での継続就業年数(通常2〜3年以上)、安定した収入、返済負担率が基準内であることです。フラット35は派遣社員でも申し込め、審査基準が比較的柔軟です。また、勤続先を長期派遣や無期雇用派遣に切り替えることで審査に通りやすくなるケースもあります。

シングルマザーでも住宅ローンを借りることは可能です。正規雇用で安定した収入があり、返済負担率が基準内に収まれば審査に通る可能性があります。

フラット35は審査基準が比較的柔軟で、シングルマザーの方にも利用されています。また、自治体によっては母子家庭向けの住宅取得支援制度や低金利の住宅資金貸付制度がある場合もありますので、お住まいの自治体窓口でご確認ください。養育費も一定条件のもとで収入に加算できる金融機関もあります。

自営業・フリーランスの方でも住宅ローンを組むことは可能ですが、会社員と比べて審査が厳しくなる傾向があります。多くの金融機関では直近3年分の確定申告書の提出が求められ、3年間の平均所得で審査されるのが一般的です。

節税を意識して所得を低く申告している場合、審査が通りにくくなることがあります。フラット35は自営業者も利用可能で、審査の基準が比較的明確です。住宅ローン申し込みを検討しているなら、少なくとも申し込みの2〜3年前から所得を適切に申告しておくことが重要です。

50代でも住宅ローンを組むことは可能です。ただし、返済期間が短くなるため月々の返済額が高くなること、定年後の収入が審査に影響することなど、若い世代とは異なる点があります。

多くの金融機関は完済時年齢を80歳未満と定めているため、50歳の方なら最長30年のローンを組むことができます。退職金の活用や繰り上げ返済計画を合わせて検討することが重要です。また、定年延長や再雇用制度の有無も審査で確認されるケースがあります。

転職直後は勤続年数が短いため、審査が不利になる場合があります。多くの金融機関では勤続1〜2年以上を審査条件の目安とし、転職直後(勤続1年未満)は審査が厳しくなる傾向があります。

ただし、同業種・同職種への転職で収入が増加している場合や、転職先が大企業・公務員などの場合は審査が通りやすいことがあります。転職を考えている方は、住宅ローンの申し込みを転職後1〜2年待つか、転職前に申し込むかを検討することをおすすめします。

購入・物件について

新築か中古かの選択は、予算・立地・こだわりのポイントによって異なります。どちらが正解ということはなく、自分のライフスタイルや優先事項に合わせて選ぶことが重要です。

新築のメリットは、最新の設備・耐震基準に対応している、住宅ローン控除の控除額が大きい、しばらく修繕費がかからないことなどです。中古のメリットは、同じ予算で立地の良い物件を選びやすい、実際の部屋の雰囲気を確認できる、価格交渉がしやすいことなどです。リノベーション前提で中古を購入する「中古+リノベ」という選択肢も近年人気が高まっています。

住宅購入には物件価格以外に諸費用がかかります。目安は新築で物件価格の3〜5%、中古で5〜8%です。

主な内訳は、仲介手数料(中古の場合、物件価格×3%+6万円+消費税が上限)、登記費用(所有権移転・抵当権設定など)、住宅ローン手数料・保証料火災保険・地震保険固定資産税の精算金引越し費用などです。3,000万円の物件なら90万〜240万円程度の諸費用を見込んでおく必要があります。

ペアローンは、夫婦それぞれが別々に住宅ローンを契約する方法です。それぞれが住宅ローン控除を受けられるメリットがありますが、2本のローンを契約するため諸費用が2倍かかります。また、どちらかが収入を失った場合でも2本のローンは残るため、リスクが高くなります。

収入合算は、主たる借り手(主債務者)に配偶者の収入を合算して審査を受ける方法です。ローンは1本で諸費用は通常通りですが、住宅ローン控除は主債務者のみが受けられます。どちらの方法が合うかは収入バランスや将来の働き方の見通しによって異なります。

住宅購入の「正解のタイミング」はなく、市場の動向よりも自分のライフステージや資金状況が整ったときが最良のタイミングです。

一般的に購入を検討するタイミングとして多いのは、結婚・子供の誕生・子供の入学前・賃貸の契約更新などのライフイベント時です。「金利が低いうちに」「価格が上がる前に」という考え方は一つの参考になりますが、自分の収入・貯蓄・家族計画が整っていないまま購入を急ぐことは避けたほうが無難です。返済負担率が手取りの25%以内に収まり、諸費用と生活費の余裕資金が確保できている状態が購入の目安と考えてください。

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各記事には最終更新日を記載しており、法改正・制度変更・金利動向などに合わせて定期的に更新するよう努めています。ただし、住宅ローンの金利・各種制度の条件は頻繁に変わるため、重要な判断の前には必ず各金融機関や公的機関の公式サイトでご確認ください。

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